「最幸(さいこう)の泉」を作る   

 昨年度に引き続き、令和7年度校長の山本 吉則(やまもと よしのり)です。子ども達を中心に、地域と共に歩んでいく学校を作っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 本年度は小学校の新入生がいない異例な年になりました。小学校19名、中学校16名の子供たち、合計35名でのスタートです。また、本年度も複式解消の学習支援員の配置があり、小学校の複式学級でも各学年に別れて授業がで きる体制が整っており、少人数で一人一人に応じた指導、小中9年間で子どもを育てるという泉小中学校の良さは変わりません。

 さて、学校教育目標は昨年度と同様「気づき 考え 表現する泉の子」です。新任式、始業式、そして中学校の入学式でも代表で子どもは自分の思いを「表現」することが立派にできました。人前で話すことに自信がない子もいますが、自分から「やってみよう」とチャレンジする気持ち、それに向かって頑張ることが「表現する子」には大切だと考えています。人前で話すことだけでなく、新しく何かにチャレンジしたり、できるようになるために練習をしたりして、学ぶことは自分の生きる力になります。やり遂げた自信で、次のへのやる気を育みたいです。

 今年の私の目標は「最幸の泉」を作ることです。もう、「最幸」とは「もっとも しあわせ」と書きます。昨年は「最幸の学校」でしたが、もっとたくさんの人が幸せと思える学校づくりをするために、「最幸の泉」を作りたいと考えました。その2つ方法を考えました。 

 1つめは子供達の笑顔いっぱいの学校にすることです。学校でみんなのやりたいことを実現する。これは、先ほど話しをした、学校教育目標とつながります。自分が「やってみよう」とか「できるようになりたい」と思うことが実現したときに幸せになり、人は笑顔になるのではないでしょうか。みんなが笑顔になれば、それがお家の方に、そして泉地区全体に広がります。新年度になり、一つ学年が上がりました。同じ仲間同士でも、新しい気持ちで、新しい雰囲気をクラスの中に入れ、子供達のたくさんの元気と笑顔を泉の地域に広げたいです。

 2つめは「チーム泉」で頑張ろう、という気持ちを持つことです。学級担任の発表はありましたが、泉の学校はとても小さいので、泉の学校の先生方は学年や小も中も関係なく、みんなが泉の子供達の学級担任のつもりでやっていきます。「泉式チーム担任制」、泉の学校はワンチームです。何か困ったことがあれば、校長先生、教頭先生でも構いませんので話をしてください。「チーム泉」には、もう一つ意味があります。それは「泉地区全体」という意味です。泉の地域の方は皆さんの子供達の様子をよく見てくれています。登下校の時にいつも声をかけたり、一緒に歩いてくれたりする方もいます。本当に感謝しています。「チーム泉」の子ども達の元気な笑顔を地域の方に見てもらうことで「最幸の泉」なると考えます。

令和7年度は「チーム泉」の子供達の、最幸の笑顔、元気な姿を地域にも、もっと広げられるように頑張りましょう。保護者の皆様、地域の皆様、泉小中学校を本年度もよろしくお願いいたします。

                                 熱海市立泉小中学校長 山本 吉則

 

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