「最幸(さいこう)の学校」を目指して 

 本年度、多賀小学校から赴任して参りました校長の山本 吉則(やまもと よしのり)です。教員になって33年間、主に熱海市内の小学校、中学校を中心に勤務をしてきました。今回の赴任で初めての校長職、初めての学校ということで、とても不安がありましたが、泉の地域を知る方々は口をそろえて「子ども達が素直で、とっても良い学校です!」と笑顔で教えてくださり、不安な気持ちがいつの間にか、赴任できたことへの喜びに変わりました。子ども達を中心に、地域と共に歩んでいく学校を作っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、令和6年度の泉小学校は2名、泉中学校は4名の新入生、そして8名の先生方を新しく迎えて、児童25名、生徒19名、教職員25名でスタートします。新しいメンバーで、新しい風を吹かせて、子ども達をさらに高めていきたいと思います。

今年度の学校教育目標は昨年度と同じく「気づき、考え、表現する泉の子」です。少人数の中で学ぶ良さを生かし、基礎基本をしっかりと身につけ、自ら学びを深めて、自分の考えたことを表現できるような子を育てていきたいと考えています。どんな場面でも「臆することなく、自分を表現できる子」になるように、主体性を育むことを意識した教育活動を進めていきたいと思います。

1学期の始業式で私は、「『さいこうの学校』を目指そう」と子ども達に向けて、話をしました。私が言う『さいこう』とは、漢字書くと、「最幸」となります。安心して子ども達が自分の願いを表現し、それを実現させていくことで自信につなげられればよい、と考えています。幼小の連携、小中の連携が連携して12年間で子供の育ちを見つめ、みんなが幸せになれる「ウェルビーングな学校」を目指していきます。

保護者の皆様、地域の皆様、泉小中学校を本年度もよろしくお願いいたします。

 

 熱海市立泉小中学校長 山本 吉則